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導入事例
SCSKでこれまでご支援してきたお客様事例です。
SCSKでこれまでご支援してきたお客様事例です。
学校法人駿河台学園 様
駿台予備校Webサイトの会員用コンテンツを安定して提供するためのシステム基盤。
2017年12月 ~ 2019年8月
模試返却や入試回答の速報などを駿台予備校Webサイトの会員用ページよりダウンロード可能な取り組みを進められてきました。
しかし全国模試の返却や大学入試解答速報の開示など、多くの会員様がアクセスされるような機会においては、短期集中の急激なアクセス増大によりWebサイトが不安定になることで、会員様満足度の低下を招いてしまっており、同業各校も同様のサービスを提供していく中、シェアの減少につながるおそれがありましたが、従来のITインフラ環境では繁閑に合わせた柔軟な拡縮が出来ない状況にありました。
クラウド環境の利用とアプリケーションの改善により繁閑に合わせた環境の拡縮を実現し、Webサイトの安定運用を行い、会員様が快適にアクセスできるインフラストラクチャの構築を目指しました。
クラウド環境の柔軟さを活かすとともに、商用ミドルウェアをオープン系へ移行するなど、お客様ビジネス要件に合わせたWeb基盤の拡縮を可能にし、コスト効率の良いシステムを実現することを目標に、お客様と共に検討を重ねていきました。
検討当初は商用データベースの扱いを考慮し他クラウドも比較検討を実施しましたが、他クラウドと比較し複数データセンター(=AZ)を備え耐障害性に優れた基盤を持つこと、非常に数多くの有用なサービスを備えること、主要なサービスが十分に実用期間を消化しており安定していること、などが決め手となりAWSが採用されることになりました。
クラウド化の大きな利点としてサーバスペックの増強やサーバ台数増加が柔軟に実施できるようになったことで、リリース前の性能テスト時に十分な負荷試験を行うことができ、負荷試験結果に基づいてスペックを変更する、などの対応も可能になりました。
このため想定負荷を考慮した基盤構築により、平常時安定したWebサイトの運用を行えていることに加えて、上記した全国模試返却や大学入試解答速報の開示などの急激な負荷が発生するタイミングにおいては前もって見積もっておいたスペックに増強、あるいはサーバ台数を増加するなどの対策を行っておくことで、会員様にストレスを感じさせることなくご利用いただくことが可能となりました。
また、新機能検証や新システム開発においても、AWS上に検証環境アカウントを設けることで、オンデマンドにインフラ環境の準備が可能となったことで、開発作業の効率化に貢献することができています。
これまで急激な負荷発生時にはお客様が24h体制で監視、トラブル対応を実施していた時と比べ、この変化により人的負担の大幅な軽減およびコスト削減効果をもたらしています。
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